GRAPEVINE「Here」
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個人的にGRAPEVINE最高傑作です
どうも、サクダです。
今回はGRAPEVINEのアルバムの中でも僕が最も好きな2000年発表の作品の紹介です。興味のある方はご一読頂けると幸いです。
1.想うということ
アルバムのオープニングを告げるナンバー。
イントロから炸裂するかのような、うねるベースを始めとする楽器隊のグルーブ感満載なサウンドが聴こえます。
そのいい意味で混沌としたメロディが終わらぬうちに歌に入るのもポイントです。
こんなにインパクトのある名曲ながらもシングル曲ではないというのは驚きです。
2.Reverb(Jan.3rd Mix)
アルバムの先行シングルの別バージョンです。
シングル版の紹介はこちらの記事で行なっています。
聴き比べてみるとこのミックスではベース音の主張が強くなっている点がわかりやすい違いですね、後はそれほど大きな差異は感じません。
3.ナポリを見て死ね
この曲でもベースからバンドサウンドに繋がります。
彼らの得意とするブルースやファンクの要素が出ていて、日本のバンドとは思えないメロディラインです。
邪魔しない程度に鳴っているキーボードも良いです。
歌詞カードをちゃんと見てないと何と歌っているのかわからないのもご愛嬌。
ただ一言、カッコよすぎる。
4.空の向こうから
シングルでいう「君を待つ間」に近い雰囲気を持つ楽曲です。
歌詞の内容は、少し離れたところにいる人を想う心情が描かれています。
青春を感じさせたり、そっと背中を押してくれる良作です。
ちなみに、ここまでの4曲は音同士が繋がった構成になっています。
5.ダイヤグラム
序盤は弾き語りっぽい雰囲気で進行しますが、終盤に向かうにつれバンドサウンドにストリングスが融合した壮大な6分にも迫るバラードになります。
歌詞の一部に伏せ字があるのですがこの曲、当時のサッカー番組のテーマソングのタイアップが付いていたようである意味彼ららしいなと思います(笑)
アウトロが1分ほどありますが、そこでギターボーカル・田中和将さんの気迫のこもったシャウトが聴けます。
6.Scare
打って変わって軽快なテンポのこの楽曲は中毒性のある1曲です。
重厚なギターがGRAPEVINEの特徴の一つですが、ここではそれよりもキュイーンと鳴らす感じですね。
韻を踏んでおり、歌詞に墓石というワードが使用されているのは彼らくらいではないでしょうか?(笑)
7.ポートレート
イントロから度肝を抜かれる変化球のような曲。
絵がテーマになっているであろうその詞には考えさせられます。
終始ポップな雰囲気なのでアルバムから浮いているかと思いきや、すんなりと聴くことができます。
8.コーヒー付
アルバムの箸休めのような1分半程度の短い曲。アクセントのようなベースとギター、刻むようなドラムも特徴です。
ボーカルは全てファルセットで歌われています。
9.リトル・ガール・トリートメント
ファンからも支持されているシングル級の大名曲。
Reverbで紹介した記事に解説を載せています。
10.羽根
1999年リリースのシングル。
サウンドがどこかイギリスの伝説的バンド・オアシスっぽい雰囲気ですね。
キャッチーなサビの存在感が光る、それでいてアルバムに馴染んでいる佳作です。
11.Here
当アルバムのリードナンバー。
先述した記事内で紹介していますのでそちらでどうぞ。
12.南行き
前曲から少しタイムラグがありつつ、アルバムを締めくくるのは肩の力が抜けたようなこのナンバー。
アメリカかぶれのような、南へ行きたいと歌う少し馬鹿げた歌詞が面白いです。
終わりに
僕が今までに聴いた数々のアーティスト作品の中でも特にお気に入りアルバムの一つを紹介しました。
当時のメンバーはまだ20代中盤でしたが「濃いもの」を作ろうと話し合った結果、このような名作が誕生しました。
どの曲も個性の強く聴き応えがありますので、聴いたことのない方は是非とも聴いて欲しいです。
それでは、記事を読んで頂きありがとうございました!