QUEENFIELD

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NICO Touches the Walls「Shout to the Walls!」

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個性派揃いの名盤をレビューしました

 

 

どうも、サクダです。今回はNICO Touches the Wallsの5thアルバムをレビューした記事です。

 

他のアルバムの記事もあるのでそちらもどうぞ。

 

収録曲

 特におすすめの曲には試聴音源も載せています。

 

1.鼓動

 

アルバムの始まりを告げる、地に足をつけたどっしりとしたイントロが特徴の曲。

 

終始ボーカル・光村龍哉(みっちゃん)のコーラスワークが冴え渡ります。

 

以前のようなゴリゴリのロック一辺倒ではなくなった作風に変化しつつある片鱗が伺えます。

 

2.夢1号

 

夢1号

夢1号

  • NICO Touches the Walls
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

こちらもコーラスに拘りを感じられます(YouTubeでこの曲の制作過程が見られます)。

 

英語詞から始まったり、サビの大部分がファルセットでの歌唱といったNICOのシングルの中でも唯一無二の異色作ながらも存在感は大きいです。

 

Cメロのエモーショナルなボーカルや、スッと消え入るようなアウトロも聴きどころです。

 

3.夏の大三角形

 

夏の大三角形

夏の大三角形

  • NICO Touches the Walls
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

2012年当時のカルピスウォーターのCMタイアップもあり、お茶の間でも流れていたことから「これは聴いたことある」という人も多いであろうシングルです。

 

歌詞は夏の恋を歌っています。

 

それに加え、みっちゃんのスピッツへのリスペクトも感じられる爽やかなメロディやソウルフルな歌唱も素晴らしい、おすすめ曲の一つです。

 

4.アビダルマ

 

ポップな流れから一転して4thアルバムまでの流れを継承したゴリゴリなロックナンバーが投下されます。

 

曲名は仏教用語ということで、1stアルバム収録の「有言不実行成仏」以来の仏教ソングですね(笑)

 

Bメロがファルセット込みの早口だったり、途中でラップのようなパートがあるなど遊び心のあるナンバーとなっています。

 

5.ストロベリーガール

 

7拍子で進行する中毒性の高い曲

 

サビのふんわりとしたファルセットが既存のNICOにありそうでなかったなと思います。

 

その独特なテンポが災いして(?)、カラオケで歌うとリズムを合わせるのが難しいのでご注意を(笑)

 

6.紅い爪

 

紅い爪

紅い爪

  • NICO Touches the Walls
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

この曲は作詞がドラムのティムこと対馬祥太郎さんです(作曲はみっちゃん)。

 

ざっくり言うと、モテるけれども本当の愛を知らない女を描いた作品だと思われます。

 

ポップでクリーンなサウンドながらも寂しげな歌詞や曲調が影響しているのか、儚げな曲です。

 

7.チェインリアクション

 

チェインリアクション

チェインリアクション

  • NICO Touches the Walls
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

この曲はニューバランスとタイアップしており、ミュージック・ビデオでメンバーがそれぞれ靴を履いて演奏している様子を見ることができます。

 

ちなみに僕はみっちゃんモデルの靴を買いました(笑)

 

ポップとロックのバランスが上手く融合している作品だと言えます。

 

歌詞通りクセになる曲調でして、聴けば聴くほどその虜になります。

 

8.ランナー 

歌詞に表れている青春の青臭さがセンチメンタルな気持ちにさせてくれるポップ寄りの曲。

 

25歳くらいになると段々と青春の良さって遠い過去になっていきますよね…

 

これを聴きながら実際にランニングすると気持ちよくていいですよ!(笑)

 

9.アルペジオ

古くんことギターの古村大介さんが作詞作曲したバラード。

 

こちらも青春を歌った曲ではあるけども、ひんやりとしたメロディがかなり切ないです。

 

ツタヤ

10.(who)

音のみ(インスト)の作品で、繋ぎの役割をしています。

 

朝の目覚ましがわりに使うといい目覚めができそうだなと思います(笑)

 

11.Mr.ECHO

 

Mr.ECHO

Mr.ECHO

  • NICO Touches the Walls
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

アルバムの先行シングルでした。夏の大三角形よりもさらにポップ寄りだと言えます。

 

キーボードが挿入された透明感のあるサウンドにバンドサウンドが一体化しており、現在のNICOへの進化過程の途中にあたる作品ですね。

 

12.damaged goods〜紫煙 鎮魂歌〜

 

damaged goods~紫煙鎮魂歌~

damaged goods~紫煙鎮魂歌~

  • NICO Touches the Walls
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

このアルバムからポップロックな路線に変化したのかNICOは…と思ったのもつかの間、アルバムの最後を飾るのはまさかのゴリゴリのロック(笑)

 

初めて聴いた時にイントロからGRAPEVINEリスペクトかなと思いました。

 

コーラスの歌詞が遊んでますねこれは(笑)

 

内容はみっちゃんのタバコをやめませんという意思表明らしいです。ちなみにそんなに吸わないとか。

 

しかし、本当にかっこいいのでこれは必聴です!

 

終わりに

 

僕の語彙力の少なさによりアルバムの魅力を説明し尽くせたかはわかりませんが、本作はどことなく異質な要素があります。

 

しかし、統一性があまりない代わりにそれぞれの曲の個性が際立っています。

 

改めて思うのが、NICOはアルバム曲も手を抜かずに高いレベルで作られているので非常に好感が持てます。

 

基本的にはみっちゃんが作詞・作曲担当ですが他のメンバーが担当する機会も増えていて、それらの楽曲も決して引けを取らない良さがあります。

 

こちらのアルバム、騙されたと思って一度聴いてみてください(笑)後悔はしないはずです。

 

それでは、記事を読んで頂きありがとうございました!