ADHDと診断された僕が開き直った体験談
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自分を卑下する必要はありません
こんにちは、サクダです。
今回は発達障害の一つであるADHD(注意欠陥・多動性障害)に僕が診断された所にスポットを当てて書きます。
少し暗い話になるかもしれませんが、前向きに捉えて頂けると本望です。
ADHDについて
まずADHDですがざっくり言うと、生まれた時点で脳にある発達障害の中の一つです。
障害と言えど軽度なものから重度の症状まであります。
列挙すると
- 興味のあること以外に対しての集中が続かない
- ボーっとしていることが多い
- ストレスに弱い
などです。僕の場合は100%とは言えませんが、軽度なADHDだと思います。
ちなみに、人によってはアスペルガー症候群などを併発している人もいます。
診断された経緯
2年ほど前に遡りますが、当時の僕はアルバイト、ボイトレスクールに明け暮れていました。
朝から昼までバイトをし、そこからスクールに行き自分の理想の歌声を勉強する生活をしていました。
しかし、不器用かつ元々メンタルが弱いもので自ら望んだ環境なのに段々と両立していくことが負担となり疲れて行きました。
また、その間声帯結節になったり不運な出来事もあり精神的に「ちょっとヤバイな」と思い友達に紹介してもらった心療内科へ通いました。
そこで今の自分のことを先生に話して鬱の傾向があります、とかそういったことを言われるのかなと思いましたが先生の口から出たのは「ADHDという言葉、ご存知ですか?」との問いでした。
当時の僕は「なんか昔調べたことあるようなないような…」くらいの感覚でした。
ADHDを知ってから
先生がADHDに関する資料を見せてくれたので理解することができましたが、「まんま俺に当てはまるやん!」とびっくりしました。
まさか僕がそうだとは思わなくてびっくりして、正直ショックでした。
結局、「ADHDが引き起こした鬱状態」との診断が下りました。
不安の中、今まで飲んだことのなかった精神安定剤やADHDの症状を緩和する薬を処方してもらい、服用する日々が始まりました。
段々と余裕が出てきた
初めて心療内科へ通った日から約半年間は精神状態が不安定な日々が続きました。
きつかったのがADHDの薬の副作用が強く、服用後に胃が気持ち悪くなって戻すことも多かったです。
バイトも続けてはいましたがギリギリの状態で、終わる時間には疲弊していました。
勤務後、すぐに家に帰って2〜3時間寝て自らを回復させていました。
当然そのような余裕がない状態なのでスクールも「今日は行こう」と思いながらも、以前ほど通えなくなり休むことが多くなっていました。
結局、スクールは辞めてしまうのですが日々の経過と共に精神安定剤やADHDの薬を服用しなくともあまり精神が不安定にはならなくなっていました。
1年ほど前〜現在
1年ほど前からは薬の類は全く飲まなくなったし、自分がADHDであることに対して悲観的に考えなくなりました。
考えても症状はあまり変わらないと思ったのでいい意味で諦めがついたというか、逆に吹っ切れました。
自分はちょっと特殊なだけ。
普通の人間じゃないかもしれないけれども、自分から何も言わなければ単なるドジっ子で済むんだろうな〜と思うと楽になりました。
今ももちろん薬は飲んでませんし、生活をしていてADHDの症状が出ても卑屈になることもほとんどありません。
診断前と比べると診断後の今の方が人の心に届くような歌を繊細に歌えている実感があります。
もう、発達障害だろうがなんだろうが開き直っちゃいました(笑)
終わりに
今回は僕のADHDにまつわる体験を書きました。
診断当時は軽く絶望感すらありましたが、現在はそれも個性だと自分を受け入れることができています。
ですから、もしADHDだと診断されても自らを否定することなく肯定して生きることが精神衛生的にも大切です。
もし自分には薬がないとダメだと思う人もそれで状態が上向くなら飲んでもいいと思います。
周りの健常者と思われる人達と比べて劣等感を抱く必要もありません。
そもそも同じ目線に立たなくて良いのですから。
大丈夫です、楽に考えて自分のことを大事にしてください。
僕はこの記事がADHDに悩む人へのサポートになれば本当に嬉しいです。
記事を読んで頂き、ありがとうございました。