QUEENFIELD

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ドラマ「高校教師(1993年)」の感想

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最高視聴率33%を記録した1993年の名作を観ました

どうも、サクダです。

 

最近TSUTAYAディスカスの動画を観てまして何気なく検索していたところ、当時話題になったドラマ「高校教師」があったので軽い気持ちで観てみました。

 

ハマりましたね(笑)

 

全話観終わって、考えたことを書きます。ネタバレも少々あるのでご注意下さい。

 

思ったよりドロドロしていない

 

僕がこのドラマを観る前は「高校教師と女子高生の禁断の恋」のイメージが先行していてすごくドロドロしたドラマなんだろうな〜と思っていました。

 

実際に暗いシーンは多いのですがドロドロとした人間関係と言うよりは切ない印象が強いです。

 

そのあたりセリフなどでボカしたり、バランスをとってるなと感じました。

 

桜井幸子さんが素晴らしい

 

これを言ったら元も子もないのですがヒロインの二宮繭を演じる桜井幸子さんが可愛いです。

 

彼女は当時19歳でしたが、あどけなさと大人の色気が半分ずつ混ざっているかのような不思議な魅力を感じます。可愛いと美人の割合が半々と言うか。

 

見ていると癒される笑顔、悲しくなる陰のある表情を上手く使い分ける演技力には引き込まれるものがあります。

 

彼女の他の出演作も見たいなと思わされましたね。

 

当時青春時代を過ごした男性はさぞかし桜井さんに恋をした人も多かっただろうなと思いました。

 

京本政樹さんの存在感がすごい

 

女子生徒を強姦する英語教師・藤村役の京本政樹さんの演技も見どころの一つです。

 

表の顔はその端正な顔立ちから、生徒からの絶大な人気を誇る教師…なのですが本当の顔は歪んだ愛にまみれ狂い果てた男を怪演しています。

 

劇中で持田真樹さん演じる相沢直子に愛されたいと執着したり、直子が妊娠したのを知り「赤ちゃんの胎動を聞かせてくれ」と言ったりする藤村の異常さがとても伝わりました(笑)

 

赤井英和さんの存在感も

 

僕が幼い頃、赤井英和さんと言えばドラマに出てる面白いオッサン(失礼!)のイメージでして元々印象に残る方でした。

 

このドラマでも厳格ながらも面倒見の良い先生役で出演しており、人間味のある自然体の演技は感情移入できました。

 

主題歌の素晴らしさ

 

森田童子さんが歌う「ぼくたちの失敗」が主題歌なのですが、この曲が暗いのだけれどもこの曲が最もドラマにマッチした作品であることに疑いの余地はありません。

 

森田さんの透明感のある声と曲調の陰鬱さ、切なさが織りなす名曲です。

 

ドラマの結末を考察してみる

 

巷で言われているドラマの結末として、真田広之さん演じる羽村と繭が「心中している」ということです。

 

確かに僕も実際に最終回を観た上でそう思いました。

 

しかし、脚本を書いた野島伸司さんは結末について一つ言えるのはハッピーエンドだと発言されていることから僕なりに考えてみました。

 

2人は死んでなんかいなくて、それまでの展開に疲れ果て、ただ寝ているだけだと。

 

それから羽村の地元である新潟に帰って赤い糸で結ばれた、幸せな人生を送っていくという結末で脳内補完しました(笑)

 

まとめ

 

色々と書き連ねてまいりましたが、観たことのない方におすすめしたいドラマです。

 

当時も賛否両論あったと聞きますが色々と考えさせられるドラマだと言えます。

 

教師と生徒の関係性、しがらみのある恋愛、そういったものを抱えた人にも観て欲しいドラマです。

 

それでは、記事を読んで頂きありがとうございました!