NICO Touches the Walls「HUMANIA」
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4thアルバムのレビューです
どうも、サクダです。
今回はNICO Touches the Wallsのアルバムレビューの記事です。
他のアルバムについて書いている記事もあるのでよろしければこちらもどうぞ。
1.Heim
アルバムのオープニングはなんと、1分半ほどの短い弾き語り風のバラード。
ファルセットを交えてとても切なく歌うので涙腺に来ますね(笑)
詞も好きです。
2.衝突
シングルにしてもおかしくないクオリティを持ったアルバム曲です。
一番最初のドラムの「ダダン!」の音からキレよく終わる曲の最後まで全てがカッコいいです。
イントロ中のボーカル・みっちゃんのファルセットのようなスキャットやそれが終わって聴こえる歪んだギターも素晴らしいです。
今までのNICOの骨太なロックがやや都会的な方向にブラッシュアップされたような感覚もあります。
サビのシャウトっぽさもある投げやりな歌い方が彼らしいです。
3.バイシクル
こちらの記事で紹介していますので参考にしてください。
4.カルーセル
20歳代中盤〜の人がタイトルから連想するのはあの芸能人でしょうか…
というか、メンバーも当時のインタビューで言及してました(笑)
なのでふざけた曲なのかと思いきや、離別を繰り返すことを歌っている至って真面目な作品はです。
作詞はベースの坂倉さん(さっかん)とみっちゃんの2人が担当しているからか普段の楽曲と少し歌詞における文字の使い方や雰囲気が異なります。
ファルセットでオクターブユニゾンしていたりと、コーラスワークが際立っているのも聴きどころです。
5.極東ID
みっちゃんの敬愛するサザンオールスターズにありそうなホーンの効いたナンバー。
歌の序盤から現代人を欠陥品だらけと表現しているのが最高ですね、本当その通りだと思います。
なんで右へ倣えなんだろうなって。
まぁこれは日本の教育現場が根本的に間違っている(日教組は害悪でしかない)からだと僕は予測してるのですが。
と、話は逸れましたがそういったことを皮肉ったりしてなかなかにぶっ飛んだ歌詞なのでアルバムの中でもアクセントになっている面白い曲です。
6.恋をしよう
ミディアムテンポで、NICOの楽曲の幅広さを感じさせるポップな曲調とスウィートな歌詞のラブソングです。
しかし、こんなイケメンが歌ってたらそりゃ説得力あるわな(笑)
いえ、たとえイケメンでなくとも歌が上手い人がこれを歌えば意中の女性を落とせる…かも⁈
7.Endless roll
この曲には映画のタイアップも付いていました。
さっかんが作詞・作曲しており、主に曲作りをしているみっちゃんが演奏意外では関与していない珍しい作品の一つでもあります。
そして、彼のベース音もしっかり主張されています。
サビでの歌詞通りに螺旋階段を登るように聴こえるサウンドがミソです。
8.業々
読みは「ごうごう」で3分10秒ほどの短い曲でゴリゴリのロックですね。
韻を踏みまくった言葉遊びの要素が強い歌詞(しっかり歌詞見ないとわからない)とみっちゃんの気迫がこもったシャウトが特徴的です。
9.demon(is there?)
スローテンポのミディアムで重厚感のあるロック。
個人的にはアルバムのハイライトとも言える名曲だと思っています。
前作「PASSENGER」における「passenger」の立ち位置かなと思います。
人間は生まれてからいつかは死ぬ生き物であり、それまでにどれだけ人を愛したりできるのか深く考えさせられる歌詞です。
10.手をたたけ
バイシクルに貼ってある記事にて紹介していますのでこちらを読んで頂けると嬉しいです。
11.手をたたけ(NICO edition)
上述の記事にて一緒に紹介しています。
終わりに
今回のアルバムはNICOが2011年にリリースしたアルバムの2作目になります。
さすがだなと思うのは前作とアルバムのカラーが明確に違うことです。
前作がどちらかと言うとロック寄りだったのに対してこちらはややポップ寄りな作品が多い印象で、「手をたたけ」や「バイシクル」といった彼らの代表曲が収録されています。
ですから、それらの曲に気に入った方はこちらのアルバムを聴くことをおすすめします。
それでは、記事を読んで頂きありがとうございました!