伝説のアニメ、チャージマン研!の感想
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子供に見せてはいけないアニメです(笑)
どうも、サクダです。
今回は1974年のテレビアニメ「チャージマン研!」(略してチャー研)の作品紹介をします。
概要
1974年に放送された10分程度で全65話の作品です。
10分程度と先述しましたが、実際にはオープニング2分、5分半くらいの短い尺です(残りはおそらくCM)。
主人公は泉研という名の少年で、平和が脅かされるとチャージマン研に変身します。
彼がなぜチャージマン研として地球を守ることになった経緯は物語中で特に描写されておりません(笑)
そんな彼と敵対するのはジュラル星人です。
見た目からして悪そうなのですが明らかに弱そうにも見える…残念ながらあまりにも弱過ぎます。
作戦も浅はかなものが多く、僕が見てきた悪役の中でも屈指のザコですね。
研の周りの人物を紹介しますと、妹のキャロン、トンチンカンな見た目ながらもなかなか有能なロボット・バリカンといった個性のある(普通の人がいない)登場人物達です。
とにかくぶっ飛んでいる
低予算番組だったようで、特筆すべき内容としてはツッコミどころだらけのストーリー、シーンごとに変化してしまう登場キャラクター達の顔(作画の乱れ)などが挙げられます。
中でもこれを観ればチャージマン研!がわかると巷で言われている(笑)、第35話の「頭の中にダイナマイト」を掘り下げて解説します。
タイトル通り、頭に爆弾を仕組まれたボルガ博士を「お許しください!」と言いながら容赦なく自分の乗っているマシンから落としてジュラル星人のマシンにぶち当て爆破させるという残虐極まりない行動をとりました。
しかし、その後研が博士を失い悲しむ謎のシーンが出てきます…彼らしい狂気を感じる迷シーンです。
先程見直してめっちゃ笑いました。
また、冒頭にキャロンと研が怪獣映画を観ているシーンで登場する2体の怪獣の鳴き声がゴジラとガメラなんです。
しかもゴジラの鳴き声を発するその怪獣が1954年の映画「ゴジラ」に出てきたゴジラが列車を掴んでかじるシーンを再現してました…(ちなみにこの辺りの30秒間はなんと無音です)
研がバリカンと話に夢中になっていて先述の博士に初対面でぶつかるシーンで「どうもすみませんでした」と敬語で言った後に「お菓子好きかい?」と聞かれて「うん、大好きさ!」とタメ口で自信満々に答えるのもじわじわきます。
そして驚愕なのはそのシーンが終わった後にバリカンが「映画がはじまっちゃうよ〜」と言うのですが…
アレ⁈⁈確かにバリカンは映画のシーンの時いなかったけど、研はまた違う映画観るんかい!と思わずにはいられませんでした。
もはやなんでもありですね。
個人的におすすめの話
第20話「ガールフレンドができた」では、研がひょんなことからジュラル星人が化けた女の子に恋をしてしまいますが、その時の惚れた感満載の研の顔がヤバイです。さすがサイコパス。
更には家まで送りますと言ってその女の子を自転車の後ろに乗せて送り届けるのですが、それまで後ろに乗っていたバリカンを乗せないと言う酷さ(笑)
あの方はいいの?と気にする女の子を尻目にバリカンは何も言ってないのに「あいつはここで降りたいと言っていたので」と説明していました…まさに畜生。
その後のシーンでも無視する研にさすがのバリカンもキレてました(当然)。
第23話「恐怖!精神病院」も面白いのですが、現在では絶対に放送できないシロモノですので自分の目で確かめてください(笑)
少し言及するとすれば冒頭に出てくるブラを着けたムキムキのおっさんや、階段の手すりのありえない急角度人類を滅亡させるためにヨーロッパ(広大なヨーロッパのどこに打ち込むつもりなんだろう…)にミサイルを打とうとする悪い博士が追い詰められてピストルで自害するなど相変わらずツッコミどころだらけです。
最終話である第65話「勝利!チャージマン研」なんてタイトルからネタバレしてますからね(笑)
第16話「殺人レコード 恐怖のメロディ」も人気の高い作品ですのでお見逃しなく。
まとめ
このようにチャージマン研!は昭和のアニメの中でも屈指のぶっ飛んだ内容などがカルト的人気を集める結果となってニコニコ動画を発端として2000年代に再評価され、マツコの怒り新党で紹介されたり定期的にイベントが開かれるなど知る人ぞ知る人気コンテンツになりました。
最近はYouTubeで公式の動画が観れるようになり(関連動画も豊富に出てきます、チャージマン研!で検索を。)手軽に閲覧できるようになって改めていい時代になったなと思いました。
女性よりは男性の方がこの作品の面白さを理解できるかなと思います。
それでは、最後まで記事を読んで頂きありがとうございました!